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多彩なテリーヌをスペシャリテに据える
レザンファン ギャテさん。
渋谷駅から徒歩8分。2007年オープン。
シェフは松澤 直紀さん。
店名は「わがままに育った子供たち」
という意味だそう。
14年連続でミシュラン1つ星を獲得。
お給料日ランチで初訪問◎
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◆ 店 内 ◆
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「アール・デコとミッド・センチュリー・
モダンが融合したこだわりの空間」との由。
確かに雰囲気ある上質な空間でした◎
カトラリーはクリストフルとラギオール。
使い込まれた美しさが宿る。
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◆ 料 理 ◆
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【ムニュ ボンヌ テリーヌ…税サ込7,744円】
【テリーヌ追加…税サ込1,452円】
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【ミネラルウォーター:ガス入り
フェッラレッレ(イタリア 硬度1103)
…税サ込1,089円】
750ml(もしくは1000ml?)のボトルで、
随時サーブしてくださいます。
ちなみに私は水の良し悪しは
まったくわかりません(笑)
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■アミューズ・ブーシュ:
グリンピース
えんどう豆の擬態をしたマカロン。
豆の風味がちゃんとします。
意外と甘めで、
スターターとして意表をつかれました(笑)
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■小さなテリーヌ:
タコとガスパチョ
爽やかなガスパチョと、
西洋わさびのムース&マイクロバジルが
タコの味わいに彩りを与えます。
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■パン
2種が順番に登場。2番目が好きでした。
製造者から冷凍された状態で送られ、
お店で焼き上げているとのことです。
バターとバルサミコ酢入りの
オリーブオイルも添えられて。
バターもテリーヌ型でかわゆい!
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■テリーヌ:
プレスした20種類の季節野菜のテリーヌ
※6種から選択。+1,452円で追加可
色とりどりの野菜たち。桜の花の塩漬けも。
エスプーマ(泡)&3種のソースとの
かけ算を楽しみます。
◯泡:トマト
◯黄:サフランとホタテの出汁
◯赤:ビーツ
◯緑:忘れました(笑)
様々な野菜に耳を澄ませる一皿で、
世界観を楽しむ料理ですね。
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■追加テリーヌ:
長期熟成をかけた田舎風テリーヌ
これが圧巻。
仔牛、豚、鳥レバー、フォアグラなどが
醸し出す旨味のるつぼ。
最低でも2週間熟成させるとのこと。
ピクルスもあって飽きさせません。
いつまでも食べていたい、
名残惜しくなる名品。
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■スープ:
パルミジャーノチーズのポタージュ
ホワイトアスパラガス/オレンジ/ベーコン
チーズの濃厚な旨味と香り。
それをオレンジがかろやかに拭います。
スープの中には一口大のホワイトアスパラ。
カリカリのベーコンも楽しい。
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■メインディッシュ:
ニュージーランド産 仔羊のロティ
春菊とマスタードのソース
※魚料理か肉料理か選択。+1,815円で双方
圧巻その2。
エロティックな火入れの仔牛。
舌にやわらかに絡み、
透明感ある旨味を滲ませる。
春菊とマスタードのソースも
自然になじんでいます。
肉の下に潜んだふきのとうのペーストが、
ほろ苦い春の息吹を運んでとてもいい。
うるいの葉を乾燥させたチップスなど、
付け合わせの野菜も美しい。
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■デザート:
グリオットチェリーとショコラブランの
テリーヌ
※2種から選択
[グリオットチェリーとは:フランス産の
サクランボ。グリオットとはフランス語で
サクランボの意]
デザートまでもテリーヌ。
ショコラブランはホワイトチョコに
サングリアのシャーベット共々大人の味わい。
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■食後の小菓子と共に:
コーヒー
※コーヒー、紅茶、ハーブティーから選択
ラム酒とレモンのクッキー。
コーヒーは苦みも酸味も穏やか、
でもコクはしっかり。という気が
コーヒー初心者なりにしました(笑)
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◆ 接 客 ◆
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スマートな接客。
コロナ禍のことなど、
色々と語ってくださいました。
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◆ ま と め ◆
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メインのお肉もよかったですが、
なんといってもテリーヌが前面に出ていて
面白かったです。
というわけで
『多彩なテリーヌを堪能できる』、
そんなお店です。
★4.0