渋谷・表参道ランチ 偏愛日記

渋谷ではたらくコピーライターの日記です。フードライターとしても活動中。

【サンジャン・ピエドポー(バスク料理)@渋谷|繊細さと大胆さが織りなす一皿を味わえるお店】

f:id:iko10151:20210303122646p:image
━━━━━━━━━━━━━​━━━━━


フランスとスペインにまたがる

バスク地方の料理を提供する、

サンジャン・ピエドポーさん。


渋谷駅から徒歩10分。明治通り沿い、

木橋の近く。2013年オープンです。


 

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━

◆ 店 内 ◆

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━

f:id:iko10151:20210303122702j:image
清潔でこじんまり。食いしん坊の楽園。

シェフは毎週花を買って活けています。


 

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━​

◆ 料 理 ◆

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━

f:id:iko10151:20210303122714j:image
【Bayonne(バイヨンヌ)…税込1,650円】


ランチメニュー3つのうち、

真ん中のこれがわたくしお気に入り。


………………………………………………………

f:id:iko10151:20210303122725j:image
■前菜


リエット、ラタトゥイユ、キャロットラペ、

グリーンサラダなどがたっぷりと。


盛りだくさんで一つひとつ質が高くて

いつも大満足。


今日はパテではなくリエットですかね。


[パテとは:細かくした肉や野菜を

 パイ生地で包みオーブンで焼く料理]


[リエットとは:豚などの肉をゆっくりと

 煮てペースト状になるまで冷やした料理]


ただしパイで包まないパテも多く、

ややこしいですね(笑)

パテは焼く、リエットは煮る、とは言えるか。


いずれにしろサンジャンさんの

ものは上等です(笑)


………………………………………………………


■パン


毎朝手作り。香ばしくしあわせ味。


………………………………………………………

f:id:iko10151:20210303122736j:image
■本日のメインディッシュ:

和牛スジ肉の赤ワインヴレゼのラビオリ


[ヴレゼ(ブレゼ)とは:素材が半分浸かる

 くらいの水分で蒸しながら煮る調理法]


この半年通いまくってますがラビオリお初。

f:id:iko10151:20210303122746j:image
ラビオリの中には和牛スジ肉がみっしり。

ぺトンと官能的な唇触りの皮。

ほの甘い赤ワインのソース。


「しっかり旨い」と感じさせる力強い一皿。


………………………………………………………

f:id:iko10151:20210303122757j:image
■食後のお飲み物:コーヒー


スペイン製コーヒーマシーンで淹れる

香り高くコク深い一杯にほっと一息。

手作りの驚くほど上質なフィナンシェつき、

と思いきや今日は生チョコ。これも◎


 

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━

◆ 接 客 ◆

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━


今日はシェフのワンオペ。

それでも滞りなく回してるのがすごい。


 

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━

◆ ま と め ◆

━━━━━━━━━━━━━​━━━━━


ラビオリを食べながら、

シェフの料理は繊細さと大胆さが

同居しているとあらためて思いました。


繊細さだけでは記憶に残らない。

大胆さだけでは飽きてしまう。


シェフの料理に惹かれる理由が、

また少しわかった気がしました。


というわけで

『繊細さと大胆さが織りなす一皿を味わえる』、

そんなお店です。


★5.0