渋谷・表参道ランチ 偏愛日記

渋谷ではたらくコピーライターの日記です。フードライターとしても活動中。

【リストランテ・ヒロ(イタリア料理)@表参道|偏見をかろやかに飛び越えるお店】

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バブル期にイタメシブームを先導した

山田宏巳さんが立ち上げたヒロさん。

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表参道駅から徒歩2分。1995年オープン。

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アクアパッツァさんに引き続き、

「90年代誕生のイタリア料理店」第2弾です。


 

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◆ 店 内 ◆

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お店は地下。フロアの照明は落とされ、

テーブルがライトアップ。

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すべすべとしつつもマットな質感が

上質なテーブルクロス。

パリッと気持ちいい麻の大きなナプキン。

美しい器と使いやすいカトラリー。

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これぞリストランテな環境です◎

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◆ 料 理 ◆

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【Corso B…税サ込6,050円】


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アミューズ真鯛白子と黄色白菜のフラン

(洋風茶碗蒸し)

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焼いた白子がうれしい。黄色白菜は自然に甘い。

お腹がポッとあたたまるスターター。


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■自家製パン:“焼きたて”自家製フォカッチャと

チャパタ


[チャパタとは:イタリア語で「スリッパ」の意。

 形がスリッパに似ている。バターや牛乳を

 使用しないため普通のパンよりも低カロリー]


ローズマリー風味のフォカッチャは

熱々かつとってもふわふわ。

塩と香りの塩梅もいい。2回おかわり(笑)


外カリ中モチのチャパタも◎


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■前菜:函館より 桜鱒のポワレと季節の温野菜

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桜鱒は、皮はパリッと、身はしっとり。

愛知県産ハニーキャベツもやさしく盛り立てて。

アクアパッツァさんでも出た菊芋のチップスが

こちらでも。


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■パスタ:新タケノコとカラスミ

スパゲッティーニ 木の芽の香り

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先端が外側に広がってパスタを巻きやすい

フォークがセットされます。

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木の芽は別皿で、

「手のひらでポンと叩いて香りを出して、

 お好みの量お使いください」

と説明してくださいます。

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タケノコの食感、カラスミの旨味、木の芽の香り、

ツルツルかつモチっとしたパスタ。


すべてが力を出し切り問答無用の味わい(笑)


「すっごい美味しかったです!」と

フロアマネージャーの方にお伝えしたところ、

「ありがとうございます!

 パスタは命ですからね(笑)」

と(笑)「ヒロ」の看板の意地ですね。


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■メインディッシュ:北海道産 鴨胸肉のロースト

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水牛の角を使ったナイフとフォーク。

イタリア・フィレンツェで手に入れ、

ナイフの研ぎも欠かさないそうです。

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カリカリの皮。たっぷりした脂の層。

見事な火入れの身肉。重厚なソース。

噛み締めるほどに脳内幸福物質が出ますね(笑)


つけあわせの野菜「プンタレッラ」も

苦味がとてもいいアクセント。


プンタレッラとは:イタリアで食されている

 苦味のある野菜。チコリの仲間]


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■デザート:静岡県産 苺“紅ほっぺ”のティラミス

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エアリーなマスカルポーネ

生の苺&フリーズドライの苺、

コーヒーの染みた生地などが

パフェ仕立てになっています。


「上からザクッとスプーンを入れて

 お召し上がりください」と。


異なる甘味と酸味と食感がどんどん

やってきて、食べ進めるのが楽しい。


大満足のデザートです。


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■お食事後のお飲み物:コーヒー


酸味のあるタイプ?

コーヒー疎いです(笑)が、ちゃんとした

ものだということはわかります◎


 

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◆ 接 客 ◆

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マネージャー含むフロアにいたお二方とも、

上品と気さくのバランスがよくて

いい気分ですごせました◎

 

 
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◆ ま と め ◆

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いやーーー、よかった。


そのネームバリューゆえ、

逆に敬遠というか後回しにされて

しまっているお店かもと思いました。

私がそうであったように。


フラットにみて6,000円でこの満足感は

とてもいいと思います。


料理もサービスも空間も満足。

メニューに消費税&サービス料込みの値段まで

記載している心意気にも惚れてきましたね(笑)


というわけで

『偏見をかろやかに飛び越える』、

そんなお店です。


★4.5