渋谷・表参道ランチ 偏愛日記

渋谷ではたらくコピーライターの日記です。フードライターとしても活動中。

【サンジャン・ピエドポー(バスク料理)@渋谷|シェフの引き出しを見届け続けたいお店】

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今週もやってまいりました、

サンジャン・ピエドポーさんです。


渋谷駅から徒歩10分、

明治通り沿いにあります。


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◆ 店 内 ◆

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清潔でこじんまり。

食いしん坊の楽園。


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◆ 料 理 ◆

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【Bayonne(バイヨンヌ)…税込1,650円】

ランチメニュー3つのうち、

真ん中のこれがわたくしイチオシです。


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■前菜

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リエット、ラタトゥイユ、キャロットラペ、

グリーンサラダがたっぷりと。

今日はパテではなくリエットでした。


[リエットとは:フランス語で「豚肉の塊」の意。パテに似た肉料理で、豚のバラ肉や肩肉を角切りまたはみじん切りにして弱火でゆっくりと加熱し、脂肪分がペースト状になるまで冷やしたもの]


豚の獰猛な旨味や香りが技術でしっかり

昇華している感じです。

パンと最高のマッチングを見せますね。

 

シェフのご実家は精肉店とのこと。

肉系が強いのも大納得。

 

そして今日はなんとサーモンさんも。

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サラダの山に隠れていましたが、たっぷり4切れ!

いつもボリュームがうれしすぎます。

味わいもスッキリしていてとてもいい。


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■パン

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今日はややハード傾向か。

おかわりしたらアッツアツのを

持ってきてくださいました。

前菜にもメインにも大活躍。


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■本日のメインディッシュ:サンジャン特製バスク風ラザニア

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ラザニア大好きなんですが、こやつはすごかった。


シェフが上にかかっている赤い香辛料

エスプレット」について説明してくださいました。


エスプレットとは:フランス南西部のエスプレット村を中心とした地域で生産される赤ピーマン・唐辛子]


これを通じて、現地と日本唐辛子協会で

国際交流があるとか(笑)


ラザニアって一般的に味が短調

なりがちだと思いますが、

エスプレットがキリッと引き締めているおかげか、

最後まで食べ疲れることがありませんでした。


ミートソースの肉の旨味が際立っていて、

力強い味わい。

なのに前述の理由でしつこくない。


これはとんでもなく完成度の高い一皿ですなぁ。


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■食後のお飲み物:コーヒー

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上質なフィナンシェつき。

たっぷりした量に感謝。

いろんなところに

サービス精神が満ち溢れています。


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◆ 接 客 ◆


今日もシェフのワンオペ。

なのにスムーズ。

すごい仕事人だ!


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◆ ま と め ◆


これだけ通ってもまったく飽きない。

それどころか食べたことのないメニューに

興味が湧き続ける。

シェフの引き出し、どれだけあるんでしょうか……


というわけで

『シェフの引き出しを見届け続けたい』、

そんなお店です。


★4.5