渋谷・表参道ランチ 偏愛日記

渋谷ではたらくコピーライターの日記です。フードライターとしても活動中。

【エトゥルスキ(イタリア料理@表参道)|ひだまりの味。】

一度目の訪問は貸し切りで入れず。

二度目の訪問は予約満席で入れず。

三度目は電話したが満席で入れず。

 

劉備諸葛亮のもとへ三度お願いしに行く

ようなフラグ立て感が満載のなか、

四度目の正直で予約完了。ついに入店。

 

表参道駅A4出口からほど近い、

一軒家レストラン「エトゥルスキ」さん。

初秋に伺って素晴らしかった青山学院前の

イタリアン「ビス トリス」さんのシェフが

こちら出身ということ&前菜が私の大好物、

「ビュッフェ形式」ということで訪問。

 

外観は緑と花が盛大に生い茂り、

建物が覆い隠れるほど。

表参道にあって独特な存在感を放っています。

 

 

入店して名前を告げると、

2Fを予約していたので(1Fと2Fでメニューが

異なり、2Fのほうがカジュアル)、

サービスの方が店内のエレベーターまで

案内してくれます。

 

エレベーターに1人乗るわたくし。

2Fでエレベーターの扉が開くと、

先ほどのサービスの方が

平然と目の前にいらっしゃる……

このパターンか!

 

席に案内され、まわりを見回すと、

天井が高くなんとも気持ちいい。

 

天井や梁は木材で構成され、

その温かみもあってとっても落ち着きます。

 

 

ランチはA、Bの2種類。

Aは「前菜の盛り合わせ」「パスタ」

「デザート」「カフェ」で税込2,500円。

BはAに「メインディッシュ」が加わり

税込3,800円です。

Aを注文。

 

うすうす気づいてましたが、

どうやらランチビュッフェは無くなったもよう、、、

店員さんに伺ったところ、

昨年まではあったようですね。

 

ほどよき重みのあるカトラリーには

「SANT ANDREA」との刻印が。

調べたところ約30年の歴史がある

ブランドのようです。

 

 

【前菜盛り合わせ】

■セロリの温かいひとくちスープ

■ブッラータとトマトのカプレーゼ

■バーニャカウダ

■仔牛のロースト トンナートソース

■秋刀魚とジャガイモとベーコンのテリーヌ

 

スクエアのプレートにバラエティ豊かな5品。

一品一品から上質オーラが発せられております。

 

《食いしん坊豆知識:ブッラータ》

イタリア原産のフレッシュチーズで、水牛か牛の乳が原料。モッツァレラよりさらにクリーミー。賞味期限はわずか48時間。

 

《食いしん坊豆知識:バーニャカウダ》

バーニャは「ソース」、カウダは「熱い」を意味するので、バーニャカウダソースと言うと「熱いソースソース」になってしまうので注意。(チゲ鍋と言うとチゲ=鍋なので「鍋鍋」になる的な)

 

《食いしん坊豆知識:トンナートソース》

イタリアでは定番のツナのソース。仔牛と合わせることが多い。

 

 

まずはセロリの温かいスープ。

自然な甘味に喉が鳴る。

 

カプレーゼはなんといってもブッラータが秀逸。

とろーり&なめらかな食感が口福です。

 

バーニャカウダはアンチョビの香りと旨味が

濃密でいてしつこくなく食欲そそりまくり。

 

仔牛のローストはトンナートソースが

フルーティーさすら感じさせて爽やかなり。

 

最後にテリーヌは秋刀魚の自己主張を

じゃがいもが良い感じにとりまとめているぅ。

 

 

前菜に満足しつつ、

しばし待つとパスタくんの登場です。

 

【パスタ:スパゲティ ポモドーロ】

3種の中から選べましたが、

このベーシックな品に興味がわいて注文。

 

トマトソース+フレッシュトマトをまとった

けっこう太めなスパゲティくん。

 

ムッチンとした歯応えに心躍る。

ソースは自然でいてなおかつ奥行きもある。

なんとも温かい気持ちになるパスタでした。

 

 

【デザート】

■薔薇のジェラート

■チョコケーキ

■ぶどう

 

薔薇!のジェラート

ほんとうに薔薇がよく香り立つ。

甘すぎずスーッと喉を通っていきますな。

 

対してチョコケーキは

思い描く期待に応える濃厚さ。

満ち足り感をググッと上げますね。

 

 

食後はいろいろ選べましたがカフェラテをば。

 

上・等。

 

こんなのひさしぶりにいただいたかもしれん。

 

 

ビュッフェはなかったけど、

ゆっくりとこの世界にひたれて

逆によかったかも。

 

リストランテではあるものの、

そこには緊張ではなく、

ひだまりのような安寧がありました。

 

★4.0