一時期、毎日のように通っていたこちら。
定食につく刺身がちょっとしたものながら
上等で気に入っていました。
お客に熟年ビジネスマンが多いお店です。
わたくしは熟年ビジネスマンの数が、
ランチ名店度のバロメーターだと思っています。
店内はざっかけない、昔ながらの居酒屋風。
落ち着きます。
◆
【焼魚定食(刺身付) 税込990円】
本日の刺身は、締めサバとマグロ。
締めサバは初だなぁ!
昨今のヤワなレア締めではなく、
比較的しっかりめに締められていて、
青魚の旨味と芳香が凝縮しています。
ウマーーーーーー。
そしてマグロは、赤身と中トロのあいだ。
冷静でも情熱でもないこれが、
やばすぎましたね。白飯泥棒がすぎます。
一切れでおそろしく白飯を持っていく
暴力的美味。
いずれもポーションは小さいですが満足度は
異常に高い。やはり凄いわ。
結局刺身だけでごはん一膳目終了。
おかわり半分を注文。
あ、おかわりは、
「半分」でお茶碗すり切り一杯分くらい
よそってくれるのでご注意を(笑)
ほんとに半分くらいがよければ
「ひとくち」と注文してください(笑)
◆
本日の焼魚は、鰆(さわら)の西京焼き。
《食いしん坊豆知識:鰆》
魚へんに「春」とあるように、関西では春に産卵のため瀬戸内海に集まった鰆がよく獲れるため「春が旬」と認識されているが、関東では「寒鰆」という言葉もあるように産卵前の脂の乗った「冬が旬」。
これまた深い甘味が白飯を
次から次へと盗んでいきますね……
むさぼりついておかわり分もあっという間に
無くなりました……
◆
味噌汁はしじみ。
中年戦士たちはこれで
タウリン&オルチニンチャージです。
砂抜きが甘いのはご愛敬(笑)
さらに、ひとくち冷奴と漬け物もつきます。
正しく実直な定食。
食べ終わるとそれは、
曼陀羅のように見えました。
★4.5