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フランスとスペインにまたがる
バスク地方の料理を提供する、
サンジャン・ピエドポーさん。
渋谷駅から徒歩10分。明治通り沿い、
並木橋の近く。2013年オープンです。
60回目の訪問です。
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◆ 料 理 ◆
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【Biarritz(ビアリッツ)…税込2,200円】
平日ランチのフルコースですね。
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■前菜
鰯マリネ、ラタトゥイユ、キャロットラぺなど。
味とボリュームに手間暇と心意気が凝縮。
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■パン
毎朝手作り。大地の香りと太陽の味わい。
パテやリエットの奥行きにも光を当てる。
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■本日のメインディッシュ:メバルと
小ヤリイカのグリエ、ラビゴットソース
ソースの酸味がキリッと美しく、メバルの
旨味を引き出す。小ヤリイカは下足まで秀逸。
[ラビゴットソースとは:酢、油、野菜の
みじん切りからつくるソース]
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■デザート:チーズケーキ
濃密な甘やかさと焼き目の香ばしさの協奏。
レモングラスのソルベは酸が綺麗。
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■食後のお飲み物:コーヒー
コク深い深煎り。マシンはスペイン製。
手作りで驚くほど上質なフィナンシェつき。
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◆ 雰 囲 気 & 接 客 ◆
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清潔で小体な店内。シェフが活けた花。
実直なサービスに心ほどける。
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◆ ま と め ◆
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今日は鰯のマリネやメインのソースなど、
上等な酸味にやられました。
「この季節、酸っぱいものを身体が
求めますねぇ」なんて話をしてましたが、
まさに身体に染み渡る味わい。
前菜の一つひとつもすばらしく、
ひさしぶりのチーズケーキもよかったし、
コーヒーの味わいは専門店顔負け。
60回訪問してもマンネリはまるで感じず、
未だに毎週食べたことのないメニューが
出るし、まだまだ通い続けたいお店ですね。
というわけで
『60回通ってもまるで飽きない』、
そんなお店です。
★5.0
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《私的殿堂入りメニュー》
■バスク風若鶏のトマト煮込み、ポーチドエッグ添え
■バスク風牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
■蝦夷鹿の赤ワイン煮込み
■仔羊肩肉とパプリカのバスク風ブレゼ
■仔羊肩肉の南仏風トマト煮込み
■牛もも肉のローストビーフ(実家の牛肉使用)
■牛ハラミのグリエ、ギンディージャソース
■まるみ豚のグリエ バルサミコソース
■国産豚肩肉のコンフィ、野菜のソテー添え
■メバルのパン粉焼き タルタルソース
■ルージェ(赤魚)と帆立貝のムニエル、ヴィネグレットソース
■鮮魚のイカスミパエリア
■和田精肉店豚ロースのパン粉焼き タルタルソース
■サンジャン特製ハンバーグ バスク産チーズソース
■サンジャン特製ハンバーグ フレッシュトマトとピストゥソース
■サンジャン特製バスク風ラザニア
■アッシェパルマンティエ(挽肉とじゃがいもピュレのグラタン)
■そば粉のガレット(生ハム、チーズ、目玉焼き)、バスクスープ付き
■パテバスク
■鶏白レバームース
■キッシュ
■バスク産生ハム
■ガトーショコラ
■チーズケーキ
■モワルーショコラ
■リンゴのタルトフィーヌ