今日はとんかつだ。
しかもみそかつだ。
そう頭をよぎってしまったら最後、
もう行かざるを得ない。
というわけで、みそ活してきました。
渋谷から恵比寿方面へ。
再開発工事の真っ只中。
以前封鎖されていた山手線 線路脇の道が、
通れるようになっていましたね。
お店のたたずまいは「古き良き食堂」。
こじんまりとした引き戸を開けると、
中は小上がりもあって意外と広い空間です。
カウンター7席、テーブル4席×5、
小上がりにテーブル4席×4。
◆
11:00からオープンしているのも嬉しみ。
本日も口開けの客として訪問。
最初のお客特権(?)として、
ひとまずカキフライ単品を先行して頼みました。
冷奴が最初に配膳されます。
こうしたちょっとした気遣いが嬉しい。
◆
【カキフライ単品 税込200円×2】
10月〜3月限定品。
小皿になかなかのサイズなカキフライが2つ。
そこへしっかりとした量のキャベツ、
レモン、タルタルソース。
器も備前?のようなちゃんとしたもの。
とりかつチキンもそうだけど、
歴史ある食堂は器も美しいですね。
カキフライはアッツアツ。
噛み締めると海ジュースが躍り出ます。
タルタルソースは意外なほど軽やか。
爽やかな酸味が素晴らしい。
そのまま、タルタル、そのまま、
醤油、タルタルと味を変えながらいただきました。
満足満足。
満を持してみそかつを注文。
◆
【みそかつ定食 税込950円】
黒々とした照りっ照りのみそをまとって登場。
胡麻も振られています。
6つに切られたうちの、左から2番目をパクン。
濃いうま。
「甘辛い」って、細胞レベルで美味しいですよね。
満足感が舌先から脳天まで突き抜けます。
キャベツもたっぷり。
みそかつの濃さを活かすためにも、
キャベツには何もつけず合いの手として
活用するのが良さげです。
味噌汁はしじみ。
おじさんのツボを押さえまくっていますね。
動物系に振れた舌に、豊穣たる海が心地いい。
大満足でごちそうさま。
◆
そうそう、店員さんのホスピタリティも
素晴らしいのですよね。
自然な微笑みが、
ともすれば無骨なお店のいいトッピングに。
良き時間がすごせます。
いい、お店。
★4.0