本日はおそひる。というわけで、
ランチを15:00までやっているこちらへ。
東急文化村、そして昨日訪問した
カレーのリトルショップのすぐ近く。
訪問はおそらく4〜5年ぶりかな……
健康のためにお肉を食べるようになって
(以前は魚・蕎麦・和食中心)、
あちこち調べているうちに、
そういえばここ良かったよなぁ、と思い出し。
Facebookで仕込みの様子などを
精力的にアップされていて、
とても興味深かったのもあります。
◆
階段付きの気持ちの良いテラスを通って入店。
店内に余計な装飾はなく、
真摯ないさぎよさを感じる。
流れるモダンジャズも、
おそろしく控えめなボリューム。
厨房に目をやると、清潔のひとこと。
ステンレスはどこもキランと輝き、
厨房とカウンターを隔てるガラスには
油どころか一点のくもりもなく、
限りなく透明に近い。
(ブルーではない
◆
ランチはオードブルとメインを
それぞれ4種の中から選んで、税込み1400円。
値段は前回訪れたときから変わっていない……
すごいですな……
この日のメニューは下記。
〈オードブル〉
■サラダCoeur.
■野菜の蒸し煮冷製
■パテ ド カンパーニュ
■フランス産フェザンヌ(雌キジ)とフォワグラのパテアンクルート(+¥1400)
〈メイン〉
■鶏モモ肉のコンフィ
■エゾ鹿と玉ネギの煮込み チーズがけ オーブン焼き
■熱海産ウリ坊(子イノシシ)のバロティーヌ(+¥1400)
■青森産真鯛のソテー
フェザンヌとウリ坊が激しく気になったけど、
そうするとランチ3回分になってしまうので、
泣く泣く回避……
パテカンとエゾ鹿をチョイス。
1400円でパテカンとジビエが選べるとは……!
◆
【パテ ド カンパーニュ】
緊密で正統で、
ナイフを入れるとみっちりとした手応え。
口に含むとレバーが香り立ち、
肉の旨味と脂がどっしりと舌に乗る。
おいしい。。。。。
セロリやヤングコーン、カリフラワーなどの
ピクルスはきっぱりと酸っぱく、
味の振り子として大変素晴らしい仕事をする。
いやすごいわこれ。。。
これだけで1400円の価値があるような。。。
【エゾ鹿と玉ネギの煮込み チーズがけ オーブン焼き】
エゾ鹿の深い深い色合いと、
付け合わせのニンジン、ブロッコリー、
ジャガイモなどの鮮やかな色の対比が美しい。
エゾ鹿からは「獣を食する」という
独特な原初の充実を感じられる。
噛み締めるほどに旨い。旨い。
むさぼりつくすように平らげた。
◆
うーむ。
やばいですね。
ハマってしまいそうですね(笑)
店名のクール(couer)とは、
フランス語で「心」という意味。
接客が無愛想?みたいなクチコミが
あるようですが、
私の印象はちがうなぁ。
静かなジャズのような接客があってもいい。
だからこそ際立つ、
皿に込められた雄弁な「心」。
料理と対話する。
そんな寡黙で濃い時間を、
ここではすごせる。
いい、お店。
★4.5